2014年4月30日水曜日

「尊厳死」法制化を考える院内集会~海外の動向から日本の法制化議論を見る~ のご案内

みなさん、「終末期における患者の意思の尊重に関する法律案」(仮称)をご存知でしょうか。2012年に、超党派の「尊厳死法制化を考える議員連盟」が作成したものです。報道によると、今通常国会への提出、成立を目指しているとされています。
私たちは、これまで「終末期の明確な定義づけは可能なのか」、「現在、人工呼吸器などを装着している人たちの存在が脅かされるのではないか」、 「最期まで適切な医療や介護を受けて、その人らしい尊厳ある暮らしを保障するための施策の充実こそが求められているのではないか」などの意見を、議員連盟に対して提起し、法制化反対の意思表明を行ってきました。残念ながら、そうした声に対する十分な考えを聞かせていただいてはいません。このまま法制化が進められることについて、強い危機感を持っています。
様々な立場からの多くの皆さんの参加をお待ちしています。

日時 :2014年5月22日(木) 
    11時30分~14時 (受付開始 11時)
    *参議院議員会館1階ロビーで、10時45分より通行証をお渡しします
会場 :参議院議員会館講堂(1階) *地図参照
定員 :170名(介助者も含む。定員になり次第締め切らせていただきます)
    *必ず事前の申し込みをお願いします。申し込みがない場合は通行証をお    渡しできません。
    *情報保障が必要な方は5月12日迄にご相談ください。
参加費:無料

プログラム:
    1.議員あいさつ
    2.講演: 児玉 真美さん  
        「海外の 『死の自己決定権』 議論で起こっていること
                ~海外動向から日本の尊厳死法法制化を考える~」
    3.報告: アメリカ、イギリスの「Not Dead Yet」運動について

【講師のプロフィール】
児玉 真美氏 
1956年生まれ。広島県在住。京都大学卒業。米国カンザス大学にてマスター取得。英語の教師(高校、大学)として勤務の後、現在、翻訳・著作業。長女に重症心身障害がある(現在26歳)。
著書『私は私らしい障害児の親でいい』(ぶどう社)、『アシュリー事件ーメディカル・コントロールと新・優生思想の時代』(生活書院)、『海のいる風景ー重症心身障害のある子どもの親であるということ』(生活書院)、『死の自己決定権のゆくえー尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』(大月書店)。訳書に『春待つ家族』(講談社)、『天使の人形』(偕成社)ほか。
2006年から雑誌『介護保険情報』(社会保険研究所)に連載「世界の介護と医療の情報を読む」を執筆中。2007年からブログ「Ashley事件から生命倫理を考える」で世界の情報を発信してきた。現在のブログは「海やアシュリーのいる風景」。

参加申込み先は
下記の必要事項をご記入の上

【参加申込み】記入事項
お名前(ふりがな)
介助者(人数をご記入下さい)    名
ご所属
ご連絡先
(メールアドレス、電話番号等)

メールまたはFAX(可能な限りメール)でお申し込みください。
連絡先: 尊厳死法制化に反対する会 (全国自立生活センター協議会内)
メール:office@j-il.jp  FAX:0426-60-7746
TEL:042-660-7747 FAX:042-660-7746


※ 情報保障が必要な方は5月12日迄にご相談ください
会場:参議院議員会館 講堂 東京都千代田区永田町一丁目7番1号
最寄り駅:東京メトロ 丸ノ内線・千代田線 「国会議事堂前駅
     有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」

尊厳死法制化に反対する会へご協力下さい。

関係各位

当「尊厳死法制化に反対する会」は、2012年より尊厳死法制化に反対する
障害者団体、関係団体が集まり活動してまいりました。
424日にも自民党の尊厳厳死に関する検討プロジェクトチームの会議が行われ、
今国会での法案上程の動きについて危機感をもっているところです。

私たちは地域社会で生きる権利を主張してきた医療的ケアを必要とする人も含む障害
当事者としてこの尊厳死法案に対し、疑問を投げかけなくてはならないと考え、『尊
厳死法制化に反対する共同アピール文』を作成しました。ぜひご賛同いただきたく依
頼文を送付させていただきます。また合わせて、522日に「尊厳死法制化を考える
院内集会」を企画しています。(チラシをご参照ください)

是非親交のある方々へ当会の活動・趣旨について広めて頂ければ幸いです。

<皆様へお願いしたいこと>
1.5/22院内集会について
・院内集会にご参加ください! 定員に限りがありますので、お早めの参加申込のご
協力をお願いいたします!
・国会議員やお付き合いのある関係者への呼びかけ集会への参加を要請してくださ
い!
・集会当日にスタッフとしての協力(会場設営、受付など)のお手伝いをお願いしま
す! 

2.共同アピール文(賛同人募集)について
・大事な局面なのでより多くの賛同が必要です。障害者関係だけでなく、より広範な
方々への働きかけをお願いします!
・各団体等で使用しているML、広報媒体にて私たちの共同アピールを広めてくださ
い。

尊厳死法制化に反対する会
代表 中西正司
192-0046
東京都八王子市明神町4-11-11-1F
全国自立生活センター協議会内
TEL042-660-7747 FAX042-660-7746

E-mailoffice@j-il.jp

2012年10月12日金曜日

学習会の報告

2012年10月11日(木)13時30分~16時30分(開場:13時00分)参議院議員会館 B109にて学習会を行いました。

参加者、関係者を含めて75名が参加され、立岩さん講演、国会議員アンケート報告、参加者との意見交換を行いました。
学習会の途中、国会議員の方も参加されご挨拶いただきました。
なお今回の学習会につきましては後日、youtubeで流される事になりました。準備が整いましたら発表いたします。














休憩中、呼ネットの小田さんよりカンパのお願いをしました。














皆様からいただいたカンパ 57,400円でした。
たくさんのカンパありがとうございました


最後に代表中西より「医療費削減の中で経管栄養の加算が切られたり等の問題、他の国では透析の自己負担、平川さんからは家族介護の問題も話された。そういう様々な動きへの防波堤としても、この会は続けていく必要がある。さらに、京都の方でも有志で準備を進めている」と参加者の皆様にお伝えしました。

今回の学習会で配布された資料です。→PDF形式



2012年10月9日火曜日

学習会定員となりました

学習会 「安楽死」、「尊厳死」とは何か~法制化の底流を探る~は定員となりましたので本日9時の参加申込までで終了いたします。たくさんのお申込ありがとうございました。
今回の内容につきましては後日報告させていただきます。

2012年9月20日木曜日

学習会のお知らせ


2012/9/20

学習会 「安楽死」、「尊厳死」とは何か
~法制化の底流を探る~

通常国会が閉幕し、「尊厳死法制化を考える議員連盟」が目指していた「終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案」の上程は行われませんでした。しかし、議員連盟では臨時国会での上程を改めて目指すとしています。
 この間、私たちは、障害者・患者として法制化に反対する立場から様々な活動を展開してきました。今後も引き続き、法制化反対の取り組みを継続していく決意です。
 今回、障害や疾病の有無に関わらず、すべての人にとっての課題であるとの認識から、改めて「安楽死」、「尊厳死」の意味を問い、なぜ法制化の動きが出てくるのか、諸外国の状況はどのようになっているのか、議論を深めていくために学習会を計画しました。国会議員、医療関係者、宗教者、法律家など幅広い分野の方々に参加を呼びかけていきたいと思っています。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

日時:2012年10月11日(木) 
13時30分~16時30分(開場:13時00分)
会場:参議院議員会館 B109
定員:70人(定員になり次第締め切らせていただきます)
*必ず事前の申込みをお願いします
参加費:無料(当日カンパ要請をさせていただきます)
【プログラム】
 講演 「安楽死」、「尊厳死」とは何か~法制化の底流を探る~
 講師 立岩 真也さん(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)

質疑討論
 国会議員アンケート 結果報告 尊厳死法制化に反対する会いろいろな立場からの発言 議員挨拶(予定)
<お問い合わせ・申込み先>
参加申込みは、0426-60-7746までFAX、もしくは、office@j-il.jpへメールでお願い
致します。
【連絡先】全国自立生活センター協議会
 〒192-0046東京都八王子市明神町4-11-11-1F
 TEL:0426-60-7747 FAX:0426-60-7746 Email:office@j-il.jp 

【主催】尊厳死法制化に反対する会
【講師のプロフィール】
立岩真也氏
1960年、佐渡島生。専攻は社会学。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。千葉大学、信州大学医療技術短期大学部を経て、現在立命館大学大 学院先端総合学術研究科教授→HP・ツィッター等で情報配信中。
関連する著書に、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(共著、藤原書店、 1990、増補・改訂版、1995、第3版、生活書院・文庫、2012)、『私的所有論』(勁草書房、1997、第2版、生活書院・文庫、2012)、 『ALS――不動の身体と息する機械』(医学書院、2004)『良い死』(筑摩書房、2008)、『唯の生』(
筑摩書房、2009)。ごく近く、『生死の 語り行い・1――尊厳死法案・抵抗・生命倫理学』(有馬斉との共著、生活書院)刊行予定(関連情報は生活書院のサイトの連載で)。

お名前(ふりがな)
介助者(人数をご記入下さい)    名
ご所属
ご連絡先
(メールアドレス、電話番号等)
FAXでお申し込みの方はこの表をご利用ください。 


学習会チラシ→WORD形式


情報保障が必要な方は事前にご相談ください

2012年8月29日水曜日

「尊厳死の法制化を認めない市民の会」発足集会報告

平成24年8月27日(月)残暑の中一般参加者、各著名人、メディアの方々が集まり「尊厳死の法制化を認めない市民の会」発足集会が開かれました。呼びかけ人からは自身の体験を踏まえて尊厳死法に対する反対声明が行われました。尊厳死法制化に反対する会の代表でもあります中西正司は救急救命の現場で起きる選択肢の問題と地域社会での介助サービス問題は密接に関係し問題意識の変換が必要であると訴えがありました。地域社会で生きる権利を主張してきた障害当事者と高齢者、医療的ケアを必要とする人が共にこの尊厳死法案に対し、疑問を投げかけなくてはならないことが確認されたことと思います。地域福祉の先駆者でもあるわれわれ障害者団体が、地域で生きるロールモデルとして継続して活動していくことが必要であることが再認識された集会でした。

集会の様子がUSTREAMで視聴できます。
http://www.ustream.tv/channel/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E6%AD%BB%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%8C%96%E3%82%92%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%BC%9A

集会で配布された資料
http://www.j-il.jp/temporary/20120827mitomenai.pdf

発言された方のブログ
田口ランディさんのブログ「いま、伝えたいこと」  http://runday.exblog.jp/18390917/



2012年8月28日火曜日

シンポジウムのお知らせ

自立生活セミナー+せたがや市民講座
 
『死ぬ権利』ではなく『生きる権利』を


  シンポジウム『尊厳死』の法制化って何?
  お話  小田政利さん(呼ネット‐TILベンチレーターネットワーク代表)
      市野川容孝さん(東京大学教授/社会学・障害学)
  コーディネーター 横山晃久(自立生活センターHANDS世田谷)

◇2012年9月17日(月・休) 13:30~16:00(13時開場)
場所:北沢タウンホール 2F 第1・2集会室

(小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅南口徒歩4分/世田谷区北沢2-8-18)
資料代 ¥500 手話・文字通訳がつきます。
※お申込は不要です。直接開場へお越しください。


主催:NPO法人自立生活センターHANDS世田谷

共催:せたがや市民講座
連絡先&問合せ
TEL 03-5450-2861(HANDS世田谷)
FAX 03-5450-2862(HANDS世田谷)
TEL/FAX 03-3706-7204(世田谷市民運動・いち)

シンポジウムのチラシ